ブログ、こそっと再開してみる。
しかし、これほど投稿に間隔のあいたブログってないんじゃないか。ブログを開始したのが2002年8月、最後の投稿が2003年4月、今は2010年6月。
当時、まだブログという言葉さえが目新しくて、国内で書いている人はほとんどいなかったと思う。そのころブログがあったことを覚えているのは、ネオテニーの伊藤穰一氏のものくらい。あ、今でも書いてらっしゃる。
で、当時日本国内でブログをホストしているサービスがなくて、海外の「Blogger」っていうサービスを使って始めたわけです。日本語非対応だったんですけど、日本語で投稿すれば日本語で表示されるのでそれでいいかと。
ところが、先方サーバーで何か設定変更されたのか、ある日突然、すべて日本語が文字化けしてどうしようもなくなってしまいまして。新たに投稿しても、化けてしまう。もともと日本語非対応のサービスだったので、文句を言うこともできず、そのまま放置プレイ。
その後、ブログは一斉を風靡し、SNSが興隆し、私もご多分に漏れずmixiやfacebookにアカウントを持つことになっていったのです。しかしですね、たとえmixiが2000万アカウントを超えたと聞いても、やっぱり閉鎖された空間であることが感じさせられる。まあね、自分の身の回りのことをたらたら書いてる日記を大勢に見てもらう必要もないので、それはそれでいいんですけど、そんなところでこないだ読んだのが佐々木俊尚氏の「ネットがあれば履歴書はいらない」。
このご時世、「自分」というもののありようをネットの上にも置いておかないと仕事にならないよね、というのはぼんやりと感じていたんですけど、ずばりそれを指摘した本でした。mixiに時々書いてる社会ネタの日記も、mixiの中に置いておくだけじゃマスターベーションの域を出ない。やっぱりブログくらいはないと発信力が持てない。幸い、ここ数ヶ月で私の今住んでいるこんなアフリカくんだりでもネットの接続が大分安定するようになってきたので、ブログ再開の敷居も下がってきたし。
で、久しぶりに「Blogger」をチェックしてみたら、昔の投稿の文字化けは救えないけれど、日本語対応になってた。(で、「Blogger」はGoogleに買収されてた。)
他方で、今やってる仕事は守秘義務がかかったり、「職務上知り得たことはむやみに公表しない。」というお約束もあったりで、情報発信には気を使うことも多いんですけど、とりあえず再開する環境は整っているのが分かったので、よろよろと投稿を再開してみる次第です。
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